ゴマの油に含まれる成分とその嬉しい効果

ゴマに含まれる油には効果がある?

料理にもお菓子にも大活躍するゴマは、その50パーセントが油分でできています。
ゴマを絞って作られるゴマ油は、香ばしい風味を出してくれる上に酸化もしにくく、さまざまな料理に用いられていますよね。
ゴマといえば若返り効果などで知られるセサミンですが、ゴマ1粒に対して含まれるセサミンの量はたった1パーセント。
セサミン摂取のためにゴマを食べるということは、そこに含まれている油分もたくさん摂取していることになるのです。
健康のためにゴマを食べるのならば、その油分の成分も気になるところですよね。
ゴマの油にはどのような成分が含まれ、そしてどんな効果をもたらすのでしょうか。

ゴマの油に含まれる成分について

ゴマの油には、複数の成分が含まれています。
ここでは、その中でも特に多く含まれている成分をご紹介します。

ゴマの油に最も多く含まれているのは?

ゴマの油に対して多くの割合を占めているのは、

  • リノール酸
  • オレイン酸

という2つの成分です。
これらは別々の働きを持っていますが、いずれも「不飽和脂肪酸である」という共通点があります。

不飽和脂肪酸とは?

油を構成している物質は脂肪酸と呼ばれ、更に以下の2つに分かれます。

  • 常温になると固まる「飽和脂肪酸」
  • 常温でも固まらず液状のままでいられる「不飽和脂肪酸」
    • 不飽和脂肪酸は体内でも固まらないため、血液をサラサラにしたり、コレステロール値のバランスを保ったりする効果があります。
      そしてゴマに含まれているリノール酸とオレイン酸は、この固まらない不飽和脂肪酸に分類されます。
      ゴマに含まれる油は、体に良い効果をもたらしてくれる成分なのですね。

      人体で合成できる不飽和脂肪酸と、できない不飽和脂肪酸

      リノール酸とオレイン酸が不飽和脂肪酸であることが分かりました。
      ここでさらに、不飽和脂肪酸について詳しくご説明します。

      不飽和脂肪酸の分類

      常温でも液状でいられる不飽和脂肪酸は、

      • 一価不飽和脂肪酸
      • 多価不飽和脂肪酸

      という2つの種類に分かれます。

      【一価不飽和脂肪酸】
      一価不飽和脂肪酸は、人体で合成することが可能な物質です。
      もちろん食べ物から摂取することもでき、適度に摂ることで体をより健康にしてくれます。

      【多価不飽和脂肪酸】
      多価不飽和脂肪酸は、体内で合成ができません。
      そのため、食事から摂取することが大切です。

      リノール酸とオレイン酸はどちらに分類されるの?

      リノール酸とオレイン酸はいずれも不飽和脂肪酸ですが、ここで別々に分類されます。

      • リノール酸:食事からの摂取が必要な多価不飽和脂肪酸
      • オレイン酸:体内でも合成できる一価不飽和脂肪酸

      リノール酸とオレイン酸の嬉しい効果

      食事から摂取が必要なリノール酸と、体内で合成もできるオレイン酸。
      それぞれの成分にはどのような特徴があるのでしょうか?

      リノール酸の効果とは

      食べ物からの摂取が必須なリノール酸。
      多価不飽和脂肪酸の中でも、リノール酸はさらに「オメガ6系脂肪酸」というものへ分類されます。
      食べ物からの摂取が必要な脂肪酸には、ほかに「オメガ3系脂肪酸」というものがあり、この脂肪酸と共に働いてさまざまな嬉しい効果を体にもたらしてくれます。

      血中のコレステロール値を下げる

      リノール酸は、血中のコレステロール値をバランスよく保つ効果を持っています。

      【コレステロールとは?】
      コレステロールは肝臓が生成しているもので、ホルモンの材料にもなる大事な物質です。

      コレステロールは、以下の2つの種類に分かれます。

      • コレステロールには油分を体内に回す「悪玉コレステロール」
      • 過剰な油分を回収する「善玉コレステロール」
        • この2つがバランスよく生成されていれば問題ないのですが、偏った食生活などで悪玉コレステロールの比率が多くなると、血液がドロドロになってしまうのです。

          【リノール酸の働き】
          リノール酸は、この悪玉コレステロールを減らすことで、血液のドロドロ化を防ぐ効果があります。
          流れの良いサラサラ血液を保つので、血管の病気を予防するほか、栄養や酸素をスムーズに巡らせて体力や免疫力をアップすることに繋がります。
          ダイエットに気を配っている人は油分を避けがちですが、リノール酸はこのようにコレステロール値を下げる効果があるので、適量の摂取がとても大切なのです。

          健康で美しい肌を作る

          リノール酸は、肌を潤わせるための皮脂腺を助ける効果があります。
          肌の水分を維持させることで、ハリのある美しい肌を作り出します。
          また肌のバリア機能を高め、乾燥や炎症などの肌トラブルを防ぎます。

          子供の発育をサポートする

          リノール酸は、脳機能を活性化させたり、活発に動くためのエネルギーとなったりする物質です。
          特に、子供の発育には欠かせません。
          子供のリノール酸不足は体力の低下、内臓の障害、脳の発達を遅らせるといった症状を引き起こします。

          オレイン酸の効果とは

          オレイン酸は、人間の体内で合成される一価不飽和脂肪酸。
          その中でさらに、オメガ9系脂肪酸というものに分類されています。
          体内で作られるなら、わざわざ食べなくてもいいのでは?と思ってしまいますが、そんなことは全くありません。
          オレイン酸は日々の食事から積極的することで、更に体を健康に保ってくれる物質です。
          また、多価不飽和脂肪酸のリノール酸は、過剰に摂取すると肥満や肌トラブルを招きます。
          オレイン酸には、そんなリノール酸の弊害を解消する効果もあるのです。

          コレステロール値のバランスを保つ

          オレイン酸には、悪玉コレステロールと善玉コレステロールがどちらもバランス良く生成されるように促す効果があります。

          【摂りすぎたリノール酸のトラブルを回避する】
          リノール酸にはコレステロールを下げる効果がありますが、大量に摂取してしまうと善玉コレステロールまで下げてしまう恐れがあります。
          善玉コレステロールは油分を回収する役目を持っているため、減少してしまうと血液のドロドロが解消されません。

          オレイン酸は、善玉コレステロールを減らすことなく、悪玉コレステロールのみを下げることが可能です。
          リノール酸と同時に摂取することで、ドロドロ血液の原因を解消し、効率良く血液をきれいにすることができます。

          ガンを防ぐ

          不飽和脂肪酸は酸化しやすく、「過酸化脂質」という活性酸素(※1)の一種を発生させます。
          過酸化脂質は健康な細胞を傷つけて遺伝子にダメージを与え、発がんを招きます。
          (※1)活性酸素とは…呼吸から取り入れた酸素が体内で使われると発生する。
          強い酸化作用を持つため細菌やウィルスと戦う役割があるが、増えすぎると健康な細胞まで攻撃(酸化)して機能を低下させてしまう

          しかし、オレイン酸は酸化しにくいという特徴を持っています。
          過酸化脂質の発生を抑えることで、ガンを予防して健康な細胞を守ります。

          便秘の解消

          オレイン酸には、腸の中身を柔らかくする効果があります。
          また、腸の蠕動運動を促すことで、排便しやすい状態にしてくれます。
          便秘を解消して健康な体を作り、さらに老廃物を溜め込まないようにすることでニキビや炎症など肌トラブルも改善します。

          バランスよくゴマの油分を摂ろう!

          このように、ゴマに含まれるリノール酸とオレイン酸には、嬉しい効果がたくさん秘められています。
          互いに作用することで血中のコレステロールをバランスよく保ち、サラサラ血液を作り出します。
          さらには美肌効果や病気の予防、発育サポートなどを発揮するので、ゴマの油分は老若男女関わらず摂取したい成分です。
          もちろん油分であることに変わりはないので、あまりに過剰な摂取は禁物です。
          バランスの良い食事にゴマをプラスして、おいしく健康を目指しましょう。

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